丸めた紙を開いたら

日々の生活から思ったことを自分の言葉で書き連ねるブログ

2:ゲーム内のコミュニケーション

ゲームはオンラインでみんなでワイワイやる派ですか?

1人で黙々と楽しむ派ですか?

私は後者です。
ゲームでコミュニケーションなんて面倒だからしたくない派なので、スマホでゲームをするようになってからは、シングルプレイできるゲームアプリを探して楽しんでました。

そんな私ですが、今年の1月、あるアプリゲームを始めました。
むかーしPCでやってたのであまりにも懐かしく…

フレンド作りだのなんだのと事前に調べたゲームのまとめサイトなどに載ってはいましたが、昔と大差ないだろうしコミュニケーションなんて不要だろうと思い始めたのですが、現実は違いました。。

ゲーム内容としてはいわゆる着せ替えゲーム。
ですが、真面目に取り組むとコミュニケーション要素が比較的多く発生します。

例えば、クリアすることで報酬が得られるデイリーミッション。

ゲーム内でフレンドを作らないとクリアできないものがあるため、フレンドを作るために他プレイヤーに申請します。しかし、定型分申請NGとするユーザーが多いことから、自分で申請文を作る必要がある。

アイテムガチャはリリース頻度が高いため、当然物欲の嵐。
ガチャを回したからと言って当然欲しいアイテムが出ないこともあるわけで、確実にそのアイテムだけを狙うなら交換が確実です。

その交換相手を募集するときも交換板へ「交換したいもの・(人によって)どういう交換方針か」など詳細を投稿し、相手が見つかったら交渉といったやりとりが発生する。

交換以外にも、フレンドへ贈り物という形でプレゼントする方法もあります。
向こうが欲しているものを贈ってみても、特になにも反応がないと『プレゼントしないほうがよかったのか?迷惑だったのか…』と頭を悩ませる。

逆に思いがけずフレンドからプレゼントをいただくと『お返しをしないといけないな…でも相手が欲するアイテムを私は送れない…コメントするか?コメント嫌う人いるしなぁ…』と嬉しい反面、すごく頭を悩ませる…。

などなど、この連続です。

正直、シングルプレイで黙々とゲームしたい人には向かないんだろうなと思います。

所詮ゲームだし!と割り切ってしまえばいいんだけど、この画面の向こうに生身の人間がいると思うと、失礼のないように、という意識が強くなる。

また、ユーザー同士のコミュニケーション機能の一つとしてオープンな掲示板というものがあります。

これは誰でも見ることができるので、「今日〇〇でチャットしてくれた人ありがとう、楽しかった」的なコメントや「ガチャが楽しみ」とかそんな投稿で溢れているかと思いきや、「アイテム交換で〜〜だった」「〜〜なユーザーがいて〜〜だった。ブロックした」「なんでちゃんとこちらのルールを記したページを見てくれないのか」…などなどネガティブなものも出てきます。

公序良俗に反しなければ、正直どんな発言もOKなので愚痴が多い。

そこでなんとなく閲覧者側の間では「交換の時はこうする」「プレゼントはこう」など、暗黙のルールみたいなのができあがるものの、知らない人は自分のルールで遊んでいるので、そこで軋轢がまた生まれる…ようにも見えます。

逆に、ゲームだしと割り切っているのか顔が見えないから大丈夫と思っているのか、この言い方を自分がされたらどう思うんだろう?というようなことを平気で言ったりコメントされる方もいらっしゃる。

さらに掲示板に書き込む側はあくまでも「された」側が多いため、「した」側の具体的な行動や発言を取り上げて諌めたり遠回しに批判する。別に関係のないその投稿を閲覧したプレイヤーは「された」側に同情して「した」人をはぶっていくような感じも見受けられるわけです。

この様子を見ていると、ゲームなのにゲームじゃなく、小さな社会だな…と感じる自分がいます。

そして現実のいじめ的思想もこういった小さな綻びから広がっていくのかなとも思いました。

現実社会から離れて、息抜きに楽しく遊びたい。
にも関わらず、なんで心が疲れるような状況をつくりだしてるんだ?と疑問が浮かぶわけです。

オンラインゲーム全部が全部こうだとは思いません。
それぞれいろんな特色があるから、たまたまこのゲームがこうだったってだけです。

ただ、インターネット上でできることが増えてきたことで、近い将来ネット上でのコミュニケーションの方が当たり前になってくる。アバターを通したチャットでも会話でもなんでもいいです。

その時に、相手の顔が見えないから、何でも言っていいというわけではないと思うんですよね。
チャットだって基本は文字のやりとりだから、人によっては冷たくあしらわれたとか思う場合もあります。

相手との距離感もありますし、スピード感が大事なのもわかりますが、やはり自分が相手の立場になった時に、この言葉を返されたらどう思うか、ということを一旦考えることは大事なんじゃないかと。

それはリアルな人間関係でもそうですし、カスタマーセンターのチャットサポートや画面で一方的に配信する立場のYoutuberなども同様だと思います。

端的に機械的に言えばいいとか、自分の心を守りながら、鬱憤を晴らしたり欲望を満たすことだけがオンラインコミュニケーションツールの目的ではないはず。

オンラインだろうがなかろうが、現在において自分が会話をしている相手は人間だと改めて認識して「会話する」ということを考えてみる必要があるのかもしれないと思った出来事でした。

まぁAIやボットの場合もありますがそれはまた別のお話ですよね。。
ちなみにチャットサポートについても書きたいことがあるのですが、それはまた別の機会に…。

あー、またコイン貯めようっと。